STEP12 お金の準備をする
留学にはかなりまとまった額のお金が必要だ。しかし、すべて現金で持っていくのはとても危険。以下に、トラベラーズチェックやクレジットカード、銀行送金などの上手な活用方法を挙げた。
トラベラーズチェック(旅行小切手)
●安全性が高く紛失しても再発行が可能
旅先で現金に替えることができる旅行小切手がトラベラーズチェックTraveler'sCheck(T/C)。サインの照合で現金化するので、持ち主本人しか使えない。落としても盗まれても他人には使えないうえ、再発行もしてくれるので非常に便利だ。
●カナダドルのT/Cはどこで買えるか
カナダドルのトラベラーズチェックは都市銀行の一部の本・支店、カナダ系の銀行、成田空港および関西国際空港のカナダ通貨を取り扱っている銀行で購入できる。購入の際は、あらかじめカナダドルのT/Cを扱っているか、銀行に確認しよう。
●レートは現金よりもいい
T/Cは、購入時に1パーセントの手数料を別途支払う。加えて、現地で現金化するときは規定の手数料(銀行・両替所によって異なる)をとられる場合もある。何となく損をしているような気になるが、購入する際のレートがキャッシュを購入する場合よりもよいので、結果的に大差はない。
●現金と同じように使える
日本でT/Cを購入したら、すぐに規定の場所にサインをしておく。使用する際には、もうひとつのサイン欄にその場でサイン。カナダドル建てのT/Cは、わざわざ現金に替えなくてもそのままで使えることもあり、その場合おつりは現金で返ってくる。ただし、額面が大きいとおつりがなくて断られることがあるので、小額のものを多めに用意しておいたほうが使いやすいだろう。
●パスポートと同じサインにする
トラベラーズチェックに記入するサインは、パスポートと同じサインに。T/C使用の際、パスポートなどの身分証明書の提示を求められることがよくあるからだ。万一T/Cをなくしてしまったら、再発行を申請する。このときには、チェックの番号と発行銀行名が必要だ。これらは必ず控えておき、持参すること。
現金
●キャッシュは当座必要なだけ持っていこう T/C以外にも、若干のカナダドルの現金を日本で用意して持っていくと便利。空港から滞在先までのタクシー代と食事代くらいは、用意しておこう。両替する際は、銀行にカナダドルの現金があるかどうか確認してから出かけること。事前に用意できなかった場合は、空港の両替所を利用できる。成田空港、関西国際空港の外貨両替所は年中無休。フライトがある時間帯は営業している。また、現地入国時に空港にある両替銀行でも両替えは可能だ。
クレジットカード
●1枚は必携
クレジットカードを1枚持っていると、ホテルに泊まるとき、ちょっと大きめの買い物をするとき、食事をするときなどに多額の現金を持たずにすむのでたいへん便利。カナダで初めてクレジットカードをつくる場合、信用調査などが非常に厳しく、さらにクレジット枠もC$1,000程度に抑えられているケースが多いので、クレジットカードは日本で取得して持っていくことをおすすめする。
●身分証明書代わりにもなる
クレジットカードは一種の身分証明の役割も果たす。ホテルのチェックイン時やレンタカーを借りるときは、たいていクレジットカードの提示が求められるはずだ。クレジットカードがないと、現金でまとまった金額の保証金を要求されることになる。
●いざというときはキャッシングも
いざというときはキャッシングもできる。その方法は、カード会社の提携銀行の窓口で行う場合と、ATMを利用する場合の2種類。銀行の窓口でお金を受け取る場合は、カードでキャッシングしたい旨を伝え、カードとパスポートを提示。所定の用紙に希望金額を記入し、サインする。ATM 利用の場合は、カードを入れて暗証番号と金額を打ち込む。ただし、カードの種類によってはキャッシングができないこともある。
銀行の利用
●日本の口座から現地通貨を引き出す
海外で、日本の口座から預金を外貨換算して引き出せるキャッシュカードもある。いくつかの銀行や郵便局(シティバンクと提携)が発行しているもので、現地支店、あるいは世界各国にネットワークをもつ提携金融機関のATMから現地通 貨でお金が引き出せる。1回ごとに手数料がかかるが、銀行所定のレートでの計算で24時間、365日利用可能。引き出し方法は、クレジットカードによるキャッシングの方法と同じだ。
●現地で銀行口座を開く
留学が長期にわたる場合は、現地で銀行口座を開いたほうがいい。渡航の際に持っていくのは当面 必要な額だけにして、残りは日本から現地の銀行へ送金してもらえばいいのだ。この場合は日本にいる家族の協力が必要となるので、日本を出発する前に、海外送金の方法などをきちんと調べ、説明しておこう。



